「危機の時代の大学経営2025」を10月17日(金)に開催します。
2025年7月23日 シンポジウム
2010年より開催している『危機の時代の大学経営』シンポジウム、今年は10月17日(金)にキャンパスプラザ京都にて開催することになりました。
少子化が進む高等教育の再構築のために、文部科学省中央教育審議会では『我が国の「知の総和」向上の未来像』の答申が令和7年2月に取りまとめられました。そこでは「知の総和」(数×能力)を向上することが必須とされています。そして一人一人の多様な幸せと社会全体の豊かさ(well-being)の実現を核とした、持続可能な活力ある社会を目指す未来像と、その持続可能な活力ある社会の担い手や創り手となりうる人材像を育成することが求められると記述されています。
一方で少子化に伴う競争の熾烈化で疲弊していく高等教育の現実に直面する教員や職員の方々には、こうした未来像について「教育の質の向上」をどのように維持・発展していくべきかを常に問い続けることが必要と思われます。第13回目を数える「危機の時代の大学経営2025」シンポジウムでは『大学淘汰の時代における「学生調査」と教育の質の向上』と題し、このテーマに相応しい講師の先生方をお招きし、高等教育の再構築について皆さまと考えていきたいと思います。
また、学習の主体である学生の目線から大学教育や学びの実態を把握することを主旨として、2019年度から試行されてきた「全国学生調査」が2025年度より本格実施の段階に移行します。本格実施の具体的な内容を文部科学省の花田氏よりご講演いただき、学生のニーズを通じて考える“教育の質の向上”にも視点を設ける機会にしていきたいと考えています。
是非とも皆さまのご参加をお待ち申し上げます。