10th
危機の時代の大学経営2022
少子化時代の大学経営と入試広報の現在
3年にも及ぶパンデミックの蔓延、18歳人口の漸減、DXの加速的進行のなかで、大学関係者の皆様におかれては、デジタル機器を最大限活用しながら、教育・研究を進める一方で、縮小しつつある大学受験市場において、それぞれのアドミッションポリシーに叶う受験生を確保し、大学の安定した運営に資するべく、多大な努力を図ってこられたことと存じます。
2010年12月に始まった弊所の連続シンポジウム「危機の時代の大学経営」は、コロナによる2年連続の中止を余儀なくされながら、本年10月、10回目の開催を迎えるに至りました。これもひとえに講師の大役をお引き受けいただいた先生方、お忙しい中毎回ご参集いただいた関西の大学関係者を始めとする各界の方々のおかげと深謝しております。
記念すべき本シンポジウムは、入学志願者数と入学定員数の逆転現象が生じている中、大学広報の現在と課題を論じてもらうことを目的として、全国一の志願者数を連続して集めている近畿大学、国立女子大学初の工学部設置を決断した奈良女子大学、秋田空港から車で10分と立地上ハンデを背負いながら、リベラルアーツ教育の新機軸を樹立した国際教養大学から広報戦略の策定と実施に深くかかわってこられた先生方をお招きして、大学広報ひいては大学ブランディングのあるべき方向性を論じていただくとともに、横山様からはジャーナリストの立場から見た大学の諸課題を提起していただきます。
また前文部科学省事務次官義本様には、本年5月に公表された「教育未来創造会議第一次提言」のを中心とした今後の我が国の教育行政の基本戦略をご紹介していただきます。
ご講演をいただきました先生をはじめ、ご多用の中ご参加いただきました皆様には厚く御礼申し上げます。
【プログラム内容】
危機の時代の大学経営2022 少子化時代の大学経営と入試広報の現在 | |
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主催:大学改革推進フォーラム(株式会社NPCコーポレーション)企画運営:大学問題研究所 | |
開会の挨拶 | 大学問題研究所所長/阿部 功 |
基調報告 | 大学改革と「教育未来創造h絵画第一次提言」の目指すところ |
前文部科学事務次官 義本 博司 氏 | |
特別講演 | 知と汗と涙の近大流コミュニケーション戦略 |
近畿大学経営戦略本部長 世耕 石弘 氏 | |
調査報告 | 「少子化時代の大学経営と入試広報に関するアンケート」の報告 |
大学問題研究所 | |
パネルディスカッション | 我が国の高等教育の将来展望と大学広報 |
パネラー 前文部科学事務次官 義本 博司 氏 近畿大学経営戦略本部長 世耕 石弘 氏 奈良女子大学理事長参与 小路田 泰直 氏 国際教養大学理事長・学長 モンテ・カセム 氏 日本経済新聞社客員編集委員 横山 晋一郎 氏 モデレーター 株式会社ホトゼロ代表取締役社長 花岡 正樹 氏 |
総 括 | 少子化時代における大学経営の在り方をめぐって(シンポジウムの総括) |
元日本私立学校振興・共済事業団理事長 河田 悌一 氏 |