13th
危機の時代の大学経営2025
大学淘汰の時代における「学生調査」と教育の質の向上
2024年(令和6年)、日本の出生数は初めて70万人を下回り、出生率も過去最低の1.15となりました。少子化が加速し、大学の進学者も2024年の約63万人から2040 年には約46万人に減少する、と推計されています。現在でも私立大学の定員割れは全体の6割。これは私立大学経営の大きな支障となっています。
一方で、AIいわゆる人工知能技術の急速な発展は、その社会の在り方――産業構造や生活様式など、あらゆる領域に大きな影響を及ぼし始めており、大学教育においてもこれまで以上に「教育・研究の質の高度化」が重要視されています。創造的思考力、倫理観、デジタルリテラシーといった学生の素養を更に伸ばす方向へと教育理念を再構築し、次世代の人材を輩出する高等教育の在り方やキャリア形成の観点に大きな変革が求められています。
こうした背景をうけて、文部科学省でも、学修者本位の教育への転換を目指す取り組みの一つとして、学習の主体である「学生の目線」からの大学教育や学びの実態を把握すべく企画された「全国学生調査」を2019年(令和元年)から試行。今年度から本格実施を開始することになりました。
国公立各大学は、少子化により地殻変動の様相を呈してきた高等教育の現状と文部科学省の政策をどのように捉えて、その対応を考えているのでしょうか。そしてこれからの大学が見直す「教育の視点」は何を重視し、どのように変化していくことになるのでしょうか。偏差値によって序列化されてきた大学は、新たに発揮すべき大学自身の個性を顕在化していくべき重要な局面を迎えています。
第13回目を迎える “危機の時代の大学経営2025 シンポジウム” では、『大学淘汰の時代における「学生調査」と教育の質の向上』と題して、AI時代を迎えた大学教育の方向性と大学の役割を再定義し、改めて求められる「教育の質の向上」についてご講演をいただいた方々と考察していきました。
ご講演をいただきました先生をはじめ、ご多用の中ご参加いただきました皆様には厚く御礼申し上げます。
【プログラム内容】
| 危機の時代の大学経営2025 大学淘汰の時代における「学生調査」と教育の質の向上 | |
|---|---|
| 主催:大学改革推進フォーラム(株式会社NPCコーポレーション) | |
| 基調講演 | 「未来知」による社会貢献できる人材の育成 |
| 国立大学法人金沢大学/学長/和田 隆志 氏 | 大学経営と少子化 |
| 学校法人同志社/総長・理事長/八田 英二 氏 | |
| 特別講演 | 「知の総和」答申を受けた取組状況と「全国学生調査」本格実施について |
| 文部科学省高等教育局高等教育企画課課長補佐/花田 大作 氏 | |
| 2040年に向けての大学の質の向上について | |
| 東京大学大学院/教育学研究科教授/両角亜希子 氏 | |
| 「わが国の大学の資産運用」の現在地を検証する | |
| 一般社団法人大学基金推進機構理事/松田 裕視 氏 | |
| パネルディスカッション | 大学淘汰の時代における大学の質の向上について |
| モデレーター 日本私立学校振興・共済事業団元理事長/河田 悌一 氏 | |
| 特別 プレゼンテーション |
大学向け デジタルマーケティング伴走支援サービス |
| 富士フィルムビジネスイノベーションジャパン株式会社/矢川 巧己 氏 | |
| レセプション 18:10~ | |