毎日放送『憤懣本舗』の取材を受けました

2015年7月13日   メディア掲載

憤懣本舗MBS毎日放送の報道番組VOICEの『憤懣本舗』のコーナーに、大学問題研究所が大学に関するさまざまな問題を考える専門家として取材を受けました。

関西の大学で経営難を理由に教員たちとの雇用契約を打ち切り約1/3が退職、大学として「入学者の減少に歯止めがかからず、学部の募集停止という苦渋の決断をした」と番組側が取材しました。今いる学生が卒業するまで授業を続けるといっても、突然の学部募集停止による学生たちの戸惑い、授業への影響、父兄への説明会の混乱、など不満の声が相次いだとしています。

日本私立学校振興・共済事業団によると、ここ10年に亘り全国の私立大学のうち、入学者数が定員に満たない大学が40%を超え、2014年度では約46%になっているといいます。他大学でも募集停止に至った事例は少なくありません。

取材を受けた大学問題研究所の阿部所長は、
「十分な入学者を確保できない大学がいっぱい出てきて」
「それが経営難をもたらし、その結果教育サービスが提供できない」
「そういう大学は、次のこうした大学になりかねない状況」
とコメントしました。

VOICE番組コメンテーター元厚生省官僚の中野雅至氏も、今後も学生の数が相当減っていく2018年問題を指摘し、文部科学省によるソフトランディングへの道を探るスキームを期待しています。

 







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