2012年9月28日（金） 大阪大学中之島センター 佐治敬三メモリアルホールにて、大学問題研究所主催のシンポジウム「危機の時代の大学経営2012」を開催しました。

2012年6月5日、文科省は『大学改革実行プラン』を発表し、本年度を「改革始動期」、来年度および再来年度を「改革集中実行期」と位置づけています。本プランは「大学の機能の再構築」と「大学のガバナンスの充実・強化」を柱としています。関西には国公私立大学が140校余り立地し、首都圏に次ぐ集積を示しています。斬新な教育改革を推進し、既に大きな成果を上げている大学がある一方で、慢性的な定員割れ状態に陥り経営危機のふちにある大学もあります。

第3回目となるシンポジウムでは、『大学改革実行プラン』を取り上げ、その政策理念・目標、具体的推進方策等について、大学関係者、経済界、一般市民の皆様に、我が国の将来を担う人材を育成すべき大学の現状と課題、改革の方向と将来像を認識していただく内容にしました。

さらに、本シンポジウムの開催にご協力いただいている産経新聞社より、同社が開発した『DE-WA テスト』について特別報告をいただきました。また大学問題研究所より3年前から試行してきました『大学評価相互比較レーダーチャート』の改訂版も併せてご報告しました。

ご参加下さいました皆様には厚くお礼申し上げます。